江戸時代、慶應二年。
この地に建つ。

160年の時を継ぐ、信州の古民家。

01 INTRODUCTION―はじめに

慶應二年、1866年。
江戸という時代が終わろうとしていた頃、
信州のこの地に、一軒の家が建てられました。

それから、およそ160年。

雪深い冬を越え、春を迎え、
幾世代もの暮らしを見守ってきた家です。

時代に合わせて手を入れながら、
梁、柱、建具、床の間など、
古い家の面影を今に残しています。

この家を受け継ぎ、
次の時間をつくってくださる方を探しています。

02 ABOUT―山草庵について

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古民家としての趣と、今の暮らしを。

「山草庵(さんそうあん)」は、この家が建てられた当初、初代の所有者によって名付けられた名前です。

玄関には、水車の板を使って作られた「山草庵」の扁額が、今も掲げられています。

山草庵は、長野県信濃町、野尻湖からほど近い場所に建つ古民家です。

約200坪の敷地に母屋と蔵があり、母屋には土間、囲炉裏のある広間、上座敷、奥座敷、縁側など、日本の古い住まいの空間構成が残されています。

一方で、約20年前には大規模な改修が行われ、キッチン、浴室、トイレなどの水回りも整備されています。

古民家の姿を残しながら、現在の暮らしへと受け継がれてきた家です。

03 SPACE―間取り

04 HIROMA―広間

暮らしの中心にある、十五畳の広間。

土間から最も近い場所にある、15畳の広間。
囲炉裏と火鉢が備えられ、日々の暮らしの中心でありながら、人を気軽に迎えることのできる空間です。

約3.5メートルの高い天井と、南側いっぱいに続く縁側。
北側の茶の間まで戸を開ければ、家の中を南北に風が通り抜けます。

上座敷との間には、梅や蓮、鳥を意匠とした透かし欄間。縁側側には葉ガラスを用いた額付腰板付障子など、光や風、隣室の気配をゆるやかにつなぐ、古い日本家屋ならではの意匠が残されています。

05 KAMIZASHIKI―上座敷

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この家でもっとも格の高い座敷。

12.5畳の上座敷。

床の間と仏間を備え、客人を迎えるための正式な座敷として、この家の中でもっとも格式ある空間です。

南側には縁側が続き、その上部には松・竹・梅をかたどった透かしの意匠。障子や欄間、床の間とともに、座敷全体に端正なリズムをつくっています。

華美ではなく、静かに整えられた空間。
古い日本家屋が大切にしてきた「座敷の格」を、今に残しています。

06 OKUZASHIKI―奥座敷

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家のいちばん奥、朝の光が届く座敷。

上座敷のさらに奥にある、8畳の奥座敷。

天井はやや低く抑えられ、家の中でもひときわ静かで、落ち着きのある空間です。

床の間に、高さを違えて設えた脇床と収納、そして書院。
上座敷とは襖でつながり、開け放てば二つの座敷がひと続きの空間になります。

東側には小さな縁側と出入口があり、朝には家の中でもいち早く光が差し込みます。

昭和20年(1945年)、俳画家・下村為山がこの家へ疎開した際には、この奥座敷で暮らしていたと伝えられています。

07 ENGAWA―縁側

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内と外の、あいだ。

南側には、広間と上座敷に沿って縁側が続きます。
土間の上がり縁からもつながり、障子やガラス戸を開けば、座敷から庭へと空間がゆるやかに連続します。

深い軒が日差しを和らげ、腰を下ろせば庭を渡る風と、二つの風鈴の音。
椅子を置いて本を読んだり、夜風にあたりながら過ごしたり。サンダルを履けば、そのまま庭へ出ることもできます。

夜には古い電傘の灯りと、廊下の先にある丸窓が浮かび上がります。

内でも外でもない。
日本の古い家が持っていた、暮らしと庭をつなぐ場所です。

08 DOMA―土間

暮らしと土の、あいだ。

土間は、かつて家の仕事と暮らしを支えた場所でした。

土や水、薪を扱い、人や物が行き交う。
外での営みを、そのまま家の中へと受け入れる場所です。

山草庵には、その広い土間と、長い年月を刻んだ三和土が今も残っています。

09 KURA―蔵

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113年を経た、もう一つの空間。

敷地内には、大正2年(1913年)建立の二階建ての蔵が残されています。

かつてこの家を所有した豪農たちが、米蔵として使っていた建物です。
築113年を経た今も、太い梁や小屋組、板壁、建具が残り、内部には木の力強さが感じられます。

現況での引き渡しとなりますが、このまま蔵として使うだけでなく、工房やアトリエ、ギャラリーなどへ。

113年の時間を受け継ぎながら、次の使い方を想像できる空間です。

10 HISTORY―家の記憶

正岡子規門下、俳画家・下村為山が暮らした家

下村為山は、正岡子規とともに俳句雑誌『ホトトギス』を創刊し、かの有名な『ホトトギス』第一号の表紙題字を手がけました。その後も表紙、裏表紙、挿絵、カットなどを、中村不折らとともに数多く手がけたことで知られています。

為山は昭和20年(1945年)、東京の空襲を逃れるため、80歳のときに長野県へ疎開しました。その疎開を勧めたのが、当時この家の二代目当主であった棚橋一郎氏です。為山はこの家の、現在の奥座敷で暮らしていたそうです。

そうした縁から、この家の庭には為山の句を刻んだ石碑が今も残されています。 石碑には、次の句が刻まれています。

「月兮華兮筆乃命毫止古之反爾」 (月や華や筆の命毫〔いのちげ〕とこしへに)

句意:
「月よ、花よ。わが筆の命とともに、永遠に―」

11 OTHER SPACES

茶の間(8帖)
家の中の、小さな居場所。

広間の北側、ダイニングキッチンのすぐ隣にある8畳の茶の間。 天井を低く抑えた、こぢんまりと落ち着きのある空間です。窓の向こうには山並みが見え、朝にはやわらかな光が入ります。 キッチンにも近く、家族が集まる茶の間としてはもちろん、寝室としても。 冬には、この小ささがかえって心地よく、暖かく籠もって過ごしたくなる部屋です。
洋間(5帖)
古い家の中にある、板張りの一室。

茶の間と奥座敷の間にある、板張りの部屋です。 隣室の収納などが張り出した少し変則的な形で、現在は納戸として使用しています。収納のほか、子ども部屋や小さな書斎など、暮らしに合わせた使い方ができる空間です。
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トイレ
木を基調とした、明るく落ち着いたトイレ。ウォシュレットを備え、壁面には一枚板の飾り棚を設けています。
手洗い
陶器の手洗いを備えた、木の小さな空間。 正面には古い木製扉が残り、上部の透かしからこぼれる光が、時間によってさまざまな表情を見せます。
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洗面脱衣室
明るい木に囲まれた、ゆとりのある洗面・脱衣室。 桜柄の陶器製洗面器は、厚さ約6.3cmの一枚無垢板に据えられています。 大きな収納を備え、壁にはアサヒビールとリボンシトロンの古い鏡。レトロな照明とともに、どこか懐かしい雰囲気を残しています。

浴室
木と伊豆石に囲まれた、ゆったりとした浴室。 床と浴槽まわりには、肌あたりがやわらかく、水はけのよい伊豆石が使われています。 大きな窓の向こうには、夏の深い緑、冬には雪景色。周囲に人通りのほとんどない環境ならではの、季節を感じながら湯につかれる浴室です。 ステンレス製の浴槽は約2年前に交換。 また、給湯ボイラーは2026年7月に新品へ交換しています。
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ダイニングキッチン
土間から上がってすぐ、茶の間にも隣接する約8畳のダイニングキッチン。 黒のシステムキッチンと、頭上を渡る太い梁が印象的な空間です。 正面には大きな窓が並び、外の緑を眺めながら、明るい光と風を取り込むことができます。 板張りの床と古い木組みの中に、現代的なキッチンが自然に溶け込んでいます。
倉庫
江戸から明治にかけては馬小屋として使われていたという、土間続きの倉庫。 現在は工具やタイヤ、草刈り機、雪囲いなどを収める実用的な収納スペースとして使われています。 床はコンクリート。小型車や軽自動車であれば、車庫としての利用も可能です。 奥には、以前使われていた薪もまとまって残されています。
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12 LOCATION―信濃町で暮らす

野尻湖を、日常に。

山草庵から野尻湖畔まで、車で約5分。

四季折々の表情を見せる湖と、その周囲に広がる森や山々。

少し足を延ばせば、湖畔を歩くトレイルへと続きます。

雪国の冬。

深い雪に包まれる、信濃町の冬。

雪をまとった大屋根は、この季節ならではの山草庵の姿です。

この土地では、雪は眺めるだけのものではありません。

黒姫高原まで車で約14分、タングラムまで約18分。

スキーやスノーボードを楽しんだあと、古民家へ帰る。

そんな冬の過ごし方も、この場所なら日常の延長です。

山草庵で出会う四季

春|桜
庭には大小5本の桜があり、春には枝一杯に花をつけます。
夏|ブルーベリー
庭のブルーベリー。夏にはたくさんの実をつけ、摘みたてを楽しめます。
秋|赤とんぼ
秋になると、庭先には赤とんぼの姿。季節の移ろいが、すぐそばにあります。
冬|つらら
雪深い信濃町の冬。軒先には長いつららが連なり、陽の光を受けて輝きます。
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13 PROPERTY―物件概要

販売価格
現在非公開物件につき、詳細はパートナー様へお問合せください。
所在地
長野県上水内郡信濃町大字富濃*番地(現在非公開物件につき、詳細はパートナー様へお問合せください)
土地面積
793.93㎡(240.16坪)※公簿
建物面積
205.95㎡(62.3坪)※公簿
建立
慶應2年(1866年)/2004年大規模修繕
構造
木造草葺平屋
附属建物
土蔵・倉庫・味噌蔵
接道
南側町道(幅員約2.5m)に約35m接道(42条2項道路)
建ぺい率・容積率
70%/400%
道路の除雪
前の道路は町道につき除雪有
設備
電気・上水道・浄化槽・プロパンガス・光回線引込済
間取り
5DK+土間+縁側+倉庫+蔵
駐車
4台可
見出し
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14 CONDITION―状態について

山草庵は、慶應2年(1866年)建立の古民家です。
約20年前に、母屋を中心とした大規模な改修が行われています。

現在も即入居、居住可能な状態ですが、築後約160年を経た建物であり、各所に経年による傷みや補修を要する箇所があります。

また、敷地内の蔵については母屋よりも傷みが見られ、今後の利用方法によっては修繕・改修が必要です。 建物の状態については、内覧時に実際にご確認いただけます。

15 山草庵の日々 

このサイトでは紹介しきれない、 季節の景色や山草庵の日々をInstagramで紹介しています。

これは編集画面用のサンプルです。

「プレビュー」から実際の見た目をご確認ください。

16 CONTACT―お問合せ

現在このサイトでは、山草庵に関するお問合せを受付ておりません。
詳細はパートナー様へお問合せください。